お正月の手作り①
お正月の手作り①
今回は卵の殻(グース)でちょとした小さなスペースに飾れるお飾りを作ってみました。
グースとはガチョウの卵。
エッグアートで最もよく使われる卵の殻です。
■フリーカット
卵は普通、製図機を使って縦や横に線を引いてから、その線をたよりにカットの線を書き入れます。
等分割する場合はこの製図器が必須です。
ところがこの作品はフリーカット。
自由にカットの線を描き入れます。
日本の図柄の特徴の一つとして、欧米と比較すると非対称形が多いのです。
欧米ではお庭なども左右対称が多いですよね。
これは気まぐれな非対称で、尖った3か所の高さもまちまち、角度もまちまちです。
でも1周して眺めると、角度の違いや見え方が常に違うので、眺めていて飽きが来ないのです。
■着色は雲母のパウダーで
メタリックのアクリル絵の具はムラになりやすいので、雲母のパウダーで着色します。
パステ100を塗って乾いたらパールカラーで1面、ライトゴールドで2面をまぶします。
上品な仕上がりになります。
■金糸・銀糸を飾る(非対称に)
右側には太めの金糸と銀糸とストーンシートを1列に切ったものを貼り、
左側には金糸1列のみ。
極端な非対称!
これによって和のテイストがあふれ出てきます。
■ティーライト
LEDのティーライトの上に接着。
殻の内側に、7色のカラーがほんのり色づいて綺麗です。
(昼間の明るさで撮ったので、う~ん・・・?)
ライトの側面の周囲には西陣織を貼って綺麗に仕上げました。
■西陣織を帯風に結ぶ
西陣織を帯を結ぶように、あっちこっちグルグルと回して結んでみました。
今年は気持ちを明るくしたいのか、赤の西陣織に人気があるようです。
■裏にこっそりと
裏側は形を整えるために、ところどころグルーガンで固定させています。
西陣織は張りが強いので、時間とともに形は変化していきます。
形にこだわる場合は表側も、見えない部分にグルーガンをしっかりつけてください。
綿を丸めて形がふっくら見えるように中に詰め物をすると安定します。
松と赤い実をバランスよく貼りつけて完成!
こちらの作品はキットにして販売いたします。
ご自身で卵のカットする製図済みとカット済みの2種があります。
カット済を使用すれば、エッグアート未経験の方でも完成品を作ることができます。