本金箔・本銀箔を楽々に貼る①
本金箔・本銀箔を楽々に貼る①
■パステ本金(本銀)のりなしを使って
本金箔は薄くて破れやすく、なかなか手ごわい代物です
慣れない私たちは、いきなり専用の竹の箔ばさみなど使いこなすのは難しく
ベビーパウダーを指に付けて箔を貼る方法もありますが、
それも慣れが必要で、経験無しでいきなりきれいに貼ることは至難の業!
■箔のりはパステ100
少しお高いのが欠点ですが、
薄紙にきわめて弱い接着で貼り付いている箔を使うのはいかが?
パステ100という箔用ののりを使って貼りますが、
ほとんど失敗しないので、ロスをすることを考えるとお高くはないのかも
ともかく、いかに楽に貼れるのか、その使い方をご紹介いたします
■パステ本金(本銀)の貼り方
①貼る素材の表面を滑らかにする
※ザラツキが激しい場合はサンドペーペーで擦り、ジェッソで何回も圧塗りする
②素材をこげ茶などに着色する(多少のムラは気にしないで、薄塗りでOK)
③②が乾いたら、箔用ののりパステ100を少し容器に取り分ける
④保存の間に抜けた水分を補給するつもりで、
ほんのわずか(1~2滴)の水を加えて混ぜて滑らかにする
※そのままのりを塗ると筆のスジが目立ちますが、水を入れすぎると粘着力が弱まるので注意
⑤素材の貼る部分に均等に④を塗る
⑥白いパステ100が乾いて透明になるまで30秒~1分待つ(白いと貼れないので注意)
⑦透明になったのを確認したら箔を載せて掌などでこすって密着させる
(テープの粘着面に貼る感じ)
※広い面を貼る場合は、箔の縁がやや重なるようにして貼っていく
⑧表面をウレタン系ニス(ニューサンフィニッシュ)などでコーティングして完成